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毛根とは?脱毛のための毛根の基本的な知識を詳しく解説!

脱毛について調べてるんだけど、毛根ってキーワードがよく出てくるんだけど。

脱毛と毛根は切っても切り離せない関係だからね~

そもそも毛根って毛の根本にある丸っこい部分のことだよね?

あ~、それは半分正解で半分間違っているかも…、それじゃあ、毛根について詳しく見ていこうか!

みなさんは、毛根についてどれほど知っているでしょうか?

脱毛は毛が実際に作られている組織です。脱毛の基本的な仕組みは、毛根に何らかの方法でダメージを与えることで毛が作られないようにしています。ここでは、そんな脱毛と深い関係のある毛根について詳しく解説していきます。

目次

毛根の構造

毛根とは、皮膚の下に埋まっている毛全体のことを指します。

毛には大きく分けて、

  • 毛幹:皮膚表面に出ている毛
  • 毛根:皮膚の下に埋まっている毛

の2つに分類されます。

よく勘違いされがちですが、毛根は毛の根本のぷっくり膨らんでいる丸い部分だけを指すものではありません。毛の根本にある丸い部分は毛根のうち毛球と呼ばれる組織であり、そこで活発に細胞分裂が行われることにより毛は成長していきます。脱毛では、毛根(毛球)に対してレーザーや光などを照射し、熱を発生させダメージを与えることで毛が作られないようにしています。

毛根(毛球)で毛が作られる仕組み

毛根(毛球)は、主に毛乳頭細胞と毛母細胞から構成されています。ここで毛は細胞分裂により成長していくのです。

毛母細胞とは?

毛母細胞は、毛乳頭細胞の周りに存在する細胞で、実際に毛を作り出している部分となります。毛母細胞が活発に細胞分裂を繰り返し増殖することにより、毛は皮膚表面に向かって押し出されるように伸びていきます。

毛乳頭細胞とは?

毛乳頭細胞は、毛根(毛球)の中央に位置し、発毛促進因子であるFGF-7(Fibroblast Growth Factor-7)を生産することで、毛母細胞に働きかけることで毛母細胞で毛が成長します。つまり、毛母細胞に対して毛を成長させるよう指令を送る司令塔のような存在です。

また、毛の成長に必要な栄養は、毛乳頭細胞自身が毛細血管を通じて毛母細胞に送り届けているため、毛の成長に必要な栄養の橋渡し的な役目もあります。

FGF-7とは?

FGF-7とは、FGFファミリーの一種であり、別名KGFとも呼ばれます。FGF-7は発毛を促すトリガー(発毛促進因子)的な存在です。FGFファミリーは発毛に関することのみならず、様々な細胞に対し増殖や分化などを促す因子としての働きがあります。発毛に関しては代表的なFGF-7以外にも、発毛を促す因子としてFGF-1やFGF-10、発毛を阻害する因子としてFGF-5などが知られています。

毛が作られる仕組み

毛根(毛球)で毛が作られる仕組みの概要をご理解いただけましたでしょうか?

毛根(毛球)では、

  1. 毛乳頭細胞がFGF-7を生産
  2. FGF-7が毛母細胞に働きかけ細胞分裂を促進
  3. 毛母細胞が細胞分裂を繰り返し増殖することで毛が成長

の一連の流れによって毛が作り出されているのです。

これらの一連の流れは、ある一定のサイクル(毛周期)によって繰り返されています。

>効率的な脱毛には必須!毛周期と脱毛の深い関係とは?

脱毛が毛根に与える影響とは?

脱毛は医療クリニックで施術できるレーザー脱毛や、エステサロンで施術できる光脱毛などが一般的です。レーザーや光などを照射し、毛根(毛球)に熱を発生させることによりダメージを与え脱毛を促します。ではなぜレーザーや光が毛根(毛球)に熱を発生させることができるのでしょうか?

レーザーや光が毛根に与える影響

みなさんは経験則的に黒いものは光が当たると熱くなるのを知っていますよね?例えば真夏の晴れの日など、駐車場などに停めた黒い車はすぐに熱々になりますよね。レーザー脱毛や光脱毛はこれと同じような仕組みを応用することで毛根(毛球)にダメージを与えています。

毛にはメラニンと呼ばれる黒い色素が存在しています。当然、皮膚の下に埋まっている毛(毛根)にもメラミンは存在しており、そこに対してレーザーや光を適切に照射することで毛根(毛球)にある毛母細胞や毛乳頭細胞でも熱を発生させ、組織にダメージを与えることで組織を破壊し脱毛できるのです。

ただし、メラニンは毛周期と深い関係があり、成長期と呼ばれる周期が最もメラニンを多く含み、退行期・休止期と呼ばれる周期ではメラニンをあまり含まないので、成長期の毛しか脱毛することはできません。

よって、毛周期に合わせて脱毛しなければならず、医療クリニックやエステサロンに何度も通う必要が出てくるのです。

>効率的な脱毛には必須!毛周期と脱毛の深い関係とは?

なお、成長期の毛であっても白髪など、メラニンがない毛に対しては当然上記のような施術をしても脱毛の効果はありません。

毛抜きなどによるムダ毛処理で脱毛できない理由とは?

ここで、毛抜きなどを使って毛根(毛球)ごと引き抜けば脱毛できるのでは?と疑問を持った方もいるかもしれません。

毛抜きなどで綺麗に毛を抜くことができたら毛の根本の丸い毛球も一緒に抜けてくれますよね。

一見、毛球の丸い部分も一緒に毛を引き抜いているように感じます。

ですが、実は実際に発毛に関わる毛乳頭細胞や毛母細胞は毛穴の中に残ったままなのです。残ったこれら細胞は当然次の毛を生やそうと細胞分裂を繰り返し、今までと変わりない毛(ムダ毛)をいつも通り生やします。毛抜きなどで毛根(毛球)ごと引き抜いてくれてると思っていても、それは脱毛にはならず一時的なムダ毛処理にしかならないのです。

まとめ

毛根について知っているようで知らないことも多かったのではないでしょうか?

レーザー脱毛や光脱毛以外では毛根に対して適切なダメージを与えられず一時的な効果しか与えることができません。それどころか埋没毛や肌荒れなどの二次災害の可能性もあり、せっかく時間をかけて処理しても満足いく仕上りにはならないかもしれません。

即効性を求める以外ではしっかり脱毛効果のある医療クリニックやエステサロンなどで、即効性が必要なら保湿などしっかりしたケアをしつつワックス脱毛などで求める希望のツルスベ肌を目指してくださいね。

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